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「本家冷香麺+瓶ビール 中」@麦の空 GACHI SOBA DOJOの写真豊橋市の課題店
ミシュランで星を獲得した伝説の店、「ガチ麺道場」の元店主が営むライブ感のある創作中華そばの店

金山駅近くで朝ラー&朝ビーした後は、豊橋駅まで移動。
狙ったのは、ずっと訪問したいと思ってきたこちら。
ミシュランで星を獲得した伝説の店、「ガチ麺道場」の元店主が営む店である。

ミシュランガイド東海版2019で、唯一星を獲得した店、「ガチ麺道場」の存在を知ったのは、愛知を初めて染めた6年半前。
これまでミシュランで星を獲得したしたラーメン店は、東京の「蔦」、「鳴龍」、「不如帰」とここだけ。
どんな麺を出すのか、ハードルがどれだけ高くてもいつかは行ってみたいと思っていた。

ところが、私が存在を知った直後に閉店。
「麦の上」という、紹介制のかん水を使わない麦そばの店になる。
その後、この店が豊橋市に開店し、ならば行きたいと思ったのだが、営業日と私の都合が合わず、訪問叶わず。
何とかその片鱗でもと、息子さんの店、「二代目ガチ麺道場」に行ったのだが、いつかは親父さんが作ったものをいただきたいと思っていた。

店は、豊橋駅から4.4kmという立地。
最寄りの豊鉄渥美線高師駅からでも2.5kmある場所。
足が何ともなければ歩くのだが、重い荷物はあるし、雨降ってるし、歩くのは断念。
駅のコインロッカーに荷物を預け、バスで行くことにする。
豊橋駅からバスに乗り、近くのバス停で降りるが、そこからも5分ほど歩く。

やっと到着したのは、開店時刻40分ほど前の9:20頃。
小さめの美術館?画廊?というような雰囲気のメチャスタイリッシュな店舗なんだね。
まずは整理券を取るということは予習してきた。
引き戸を開け、整理券を取る。
うーん二桁か。
店舗情報によると、テーブル席を合わせると15席あるようなので、グループ客が上手く入ればギリ1巡めか少なくても2巡めかな?……とこの時は思っていた。

ほぼ定刻にオープン。
「1番から3番の方〜」と、店主から声がかかる。
食券を買ったら次が呼ばれるのかと思いきや、なかなか進まない。
後で分かるが、対面で一杯一杯集中して作るので、提供に合わせて客を入れていくようだ。
ようやく声がかかったのは、開店から40分ほど経った頃。
戸を開けると、外観同様、モダンで高級感あるゆったりとした空間が広がる。
厳格そうなご店主と奥様らしき女性、2人での営業だ。

券売機は液晶タイプ。
メニューは、「特製中華そば」の塩と醤油、「純手揉み雲呑肉そば」、「中華そば」の醤油と塩。
そして、冬だから提供はないかもと半ば諦めていた「本家冷香麺」。
いつかはこれを食べてみたいと思っていた。
迷わずプッシュ。
ドリンクタグを開き、「瓶ビール 中」も連打した。
1500円+600円、計2100円也。

券を出しながら、分厚く幅のあるカウンター席へ。
奥様が券を受け取り、店主にオーダーを伝える。
冷香麺はあまり推してないのか?
この日の限定である味噌つけのオーダーが入った方が、店主は喜んでいる感じがした。
冬はあまりやりたくないのかもしれないが、需要があるからやるんだろうね。
しかし、そこはレジェンド店主。
一度オペレーションに入ると真剣そのもの。
鬼気迫る感じさえする。
カウンターは9席あるが、5人くらいしか入れてないし、テーブル席も空いている。
そんな客を絞ってのオペレーションにこの店の特徴がある。

まず出されたのは、赤星の中瓶と足付きのビールグラス。
この名店で、赤星が600円で飲めるのがまず嬉しい。
この高級感あるライブ席で飲むのは最高だ。

ビールから遅れること7分。
提供されたのは、麺線が美しく整った、色とりどりの具が盛られた麺。
山芋の小鉢も出され、途中から味変で使うとのこと。
「追い飯付き」と書かれてはいたが、何とご飯には天ぷらが載ってるよ。
麺を食べた後のスープをこれにかけて食べるようにとの説明があった。
この手間のかかった一杯が1500円って、安すぎるかも。

麺は、もち麦使用のエッジが立った平打ち太ストレート。
麺肌つるつるで、ムニュもちっとした食感。
これこれ、これが食べたかったんだよ。
初めて冷香麺に出逢ったのは、5年近く前、焼津の「麺創房LEO」さんでのこと。
あの食感と味わいに、麺フェチのハートは痺れまくった。
その後、発祥はあのレジェンド店だと知り、いつか本家の一杯を味わってみたいと思っていた。
その念願が叶い震える思いだ。
その麺が浸かっているのは、昆布由来と思われる軽い粘度のある淡麗スープ。
煮干しと昆布なのだろが、煮干しが突出するわけではない。
タレは塩なのかな?
香り付けくらいに醤油も使っているかもしれない。
冷たいのだが冷たすぎず、何も突出してないのに総合的な素晴らしい旨みが口中を満たす。
香味油は植物性なのだろう。
これも、何の香りや旨みを抽出したものだか解析不能なのだが、実に効果的だ。
うーん、やっぱりすごいな。
具は、紫玉ねぎ、バラ海苔、天かす、ブロッコリー、ドライトマト、ラディッシュ、温玉、チャーシュー。
とにかく色合いが美しい。
紫玉ねぎは薄いスライスで、水によく晒してあり、余計な辛味がない。
プチトマトのドライタイプは甘酸っぱく、程よいアクセント。
カリカリした天かすの香ばしさが、このちょい和風のタレによく合うんだよね。
ラディッシュの赤紫がビジュアルの〆。
バラ海苔も香りが素晴らしい。
店によっては湿気った香りがする時もあるからね。
途中で味辺で追加した山芋との相性もいい。
温玉を崩すと、軽く固まったの濃厚な卵黄のコクが加わり、渾然一体ときた味わいになっていく。
チャーシューは薄切りのロース。
やわらかくてその他の具や麺と一体化していく。
いやぁ、至福の時間だ。
固形物が減ったところで、追い飯にかかる。
ふっくら炊かれたご飯は、もちろんいい米を使っているのだろう。
感動したのは、大葉と鶏ムネ肉の上げ具合。
揚げたて、衣はカリカリで直前まで熱々だっただろう。
麺を茹で、冷水で冷やし、色とりどりの具を盛る中で、この完璧な仕上がりはすごすぎる。
店主が奥様に、「〜まで〜秒」という声をかけながら調理していたのだが、完璧な仕上がりになるために、秒単位で計算したオペレーションなんだろう。
うーん、何杯も流れ作業でジャバジャバ作る店とは次元が違う。
ラーメン屋というよりは料理人、それも一流の。
これじゃ、従業員増やして満席にして、回転よくとはいかないわ。
一杯一杯、完璧な最高のものを提供するために、敢えてこうするんだね。
ミシュラン取った最初の店もこうだったのだろう。
そりゃミシュランで星取って客が押し寄せれば、対応しきれなくなるわ。
閉店理由はそんななところか。
ようやく、店主が思っていたような営業ができているってことなんだろう。
完食完飲。
最高の気分だ。

夢にまで見た本家冷香麺。
冬にこれを出すのは、店主としては不本意なのかもしれないが、これはどんなに寒くても食べたかったし、満足感が半端なかった。
麺も頻繁にブラッシュアップしてるようだし、その時々の限定も、創意が利いたものをどんどん出している。
店主の中華そばに向かうガチな思いは、衰えるどころか加速している感さえある。
機会があったら必ず再訪し、その時の店主が最も推す一杯を味わってみたい。

感動した!






蛇足;
店を出たのは11:00頃
雨の中、バス停までまた歩いたが、5分ほど前に行ったところで、次は30分後。
コンビニのイートインでコーヒーを飲みながらバスを待ち、豊橋駅に戻ったのは12:00過ぎになってしまった
できれば、支店の「麦の寅」にも行きたいと思っていたが、この足じゃ無理か
静岡の課題店も、駅からけっこう歩くしな……
仕方ないと、愛知を後にした
神奈川か東京の駅近の店で夜ラーでもするかな

投稿(更新) | コメント (18) | このお店へのレビュー: 0件
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コメント

どもてす。
お弟子さんの店も行く価値ありますよ。
またいつか青春18切符で行ってください。
焼津のLEONで冷香麺の存在を知りましたが
LEONは関係ないみたいですね。

どうも~

豊橋で感動する一杯に出会えたようですね。
こちら方面はわりとこういった創作系の麺を出すお店が多いような?
店ごとの個性が確り出ているのは何よりです。

ペンギン軍曹 | 2025年12月30日 09:16

こんにちはです

今年最後の月で念願叶いましたねぇ〜。
良かったです。
私はミシュランとったお店は鳴龍さんしか行ってないです。
愛知県には行けませんが東京で鳴龍さん以外のミシュランとったお店に行ってきたいと思います。

黄門チャマ | 2025年12月30日 10:00

こんばんは.
感動が伝わるレビューでした.本家は格別なのでしょうね.
良いお年を.

Paul | 2025年12月30日 11:45

どもです!
あれ、ここ未訪問だったんですね
数多の冷香麺、ガチ麺の系譜がありますが
本店格は格別ですし、実際にちゃんと美味いんですよね。
気のせいではなく、美味いと思います。
この超突き抜けの点数にも納得です。

さぴお | 2025年12月30日 12:34

こんにちは。

自分もLEOさんで初めて冷香麺に出会いましたが感動的でした。
やはりここもいつかは。
京都から広島には向かわなかったのですね。

glucose | 2025年12月30日 12:49

RAMENOIDさん、こんばんは。
冷香麺頂いてみたいですね。
静岡は行くチャンスがあるので、まずLEOさん狙いですかね。
食べたら、同じく本家を食べたくなるんでしょうね。

グロ | 2025年12月30日 17:04

おばんです ども。

なんとも綺麗な顔ですね。
まるで刺身の盛みたいですね。
一見 つけ麺かとも勘違い。
食べてみたいですね。

村八分 | 2025年12月30日 18:03

この旅でノイドさんが短いスパンで95点2回は驚きですねw
それだけこちらの夢にまで見た本家の冷香麺に興奮したわけですね
その麺を自分もいずれ味わってみたいなあ
良いお年を

右京 | 2025年12月30日 18:07

こんばんは。
冷香麺ですか!?
美味しいではなく感動する一杯食べてみたいですね。
こういう一杯が面倒な予約なしで食べれるのは嬉しいですね。
しかも整理券方式。
私にとっては理想形です。

ケーン | 2025年12月30日 19:51

こんばんは。お初です。
こちらは僕も感動した店ですが、
本レビューでその記憶が蘇りました。
本当に緊張感のある接客と調理、味ですよね!

宇治家 | 2025年12月30日 21:37

こんばんはぁ~♪
この冷香麺は頂点の一杯ですね。
愛知の香露から発した一杯なので1年中あるんですよ。
ここは何度でも行きたいお店ですね。(*^-^*)

mocopapa(S852) | 2025年12月30日 21:55

どうもです。

念願の一杯を食べれて良かったですね。
個人的には「冷香麺」自体まだ食べた事がないんで先ずは何処かでと思っているんですが、
としサンのレポも読んでいるので、いつかコチラも伺ってみたいです。

バスの運転手 | 2025年12月31日 00:00

おはようございます

大台ですかぁ〜🤓
究極の冷香麺って感じですね!
RAMEさんがここまで感動する一品とはいつか食べてみたいものです👍

足大丈夫でしたか?

シノさん | 2025年12月31日 05:15

元の屋号の通り、
ガチな真剣勝負のオペなのですね。

諸所から感動が伝わりました。
念願が叶って良かったですね。

おゆ | 2025年12月31日 06:57

おはようございます😃

興奮が伝わって来ますね。
私も同じでした。
後日食べた焼津の店は此方ほど盛り上がりませんでしたよ。

としくん | 2025年12月31日 07:52

おはようございます。
感動の一杯だったようですね!冬でも冷香麺があるのは嬉しいですね!麦の上さんは5年前にかくみやさん達と行ったのが懐かしいです♪

poti | 2025年12月31日 08:44

愛知県でハネましたね✨
ご主人の一杯にかける心意気がミシュランも取れる抜群の美味しさなのでしょうね☺️
遠くまでノイドさんも行った甲斐がありまたね👌

川崎のタッツー | 2025年12月31日 12:18