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コメント
どもです。
ノスタのラーメンにはポン酒が似合いますね。
ラーするガッチャマン(通院中) | 2026年1月22日 06:51おはようございます!
飾らないのに、仕事はキッチリ。
素晴らしいですよね。
雨垂 伊砂 | 2026年1月22日 10:32丸幸さんで熱燗キメましたか〜
渋すぎますw
もうラーメン飲みの達人を越えて仙人レベルになりそうですね
でも、丸幸さんは熱燗似合う
スージーのなのなQ | 2026年1月22日 18:51
とまそん@ラーメン食べて詠います
とまそん@ラーメン食べて詠います

たこすけ

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とまそんのYouTube: https://youtu.be/M8lvo01tJ20
冬晴れの温かい日、駅前の喧騒の中でビールと熱燗を求め「丸幸」の中華そばへ!休日の正午前。冬の空は澄み切っているのに、どこか日差しがやさしくて、コートの襟を立てるほどでもない“温かい冬晴れ”でした。武蔵境駅北口の景色も、いつもより少し明るく見えます。こういう日に限って、人は妙に素直になるものです。「今日は、うまいものを、ちゃんと味わいたい」と。忙しい日常の隙間に、ほんの少しの“自分への許可”を出したくなる。
足が向いたのは「中華そば専門店 丸幸」。看板も佇まいも、誇張がない。けれど、その控えめさが逆に「ここは、普段着で勝負している店だ」と語ってくるようでした。席に落ち着き、まずはアサヒスーパードライ。乾いたキレが、冬晴れの空気とよく合います。続いて清酒澤乃井の熱燗。温かい日なのに、熱燗が不思議としっくりくるのは、体だけでなく心を温めてくれるからでしょう。舞台は整いました。主役は、これから来る一杯です。
<アサヒスーパードライ> 冬晴れにキレ味の一口!泡が立つだけで気分が切り替わる!心の中で拍手が湧き起こる!
まずはアサヒスーパードライ。寒い日なら熱燗に一直線でも良いのですが、今日は温かい冬晴れ。外を歩いてきた体は、ほんの少し乾いていて、だからこそ冷えたビールが“気持ちよく入る”条件が揃っていました。
一口目のキレが、頭の中の雑音をすっと切っていきます。炭酸の刺激と、のど越しの軽快さ。ここで一旦、心の回転数が整う。ラーメン前のビールは、単なる“前菜”ではなく、味覚のチューニングでもあります。節の香りを受け止める鼻と、醤油の輪郭を拾う舌を、さりげなく起こしてくれる。冬晴れの温かさにビールの冷たさが映えて、たったそれだけで、今日の昼がもう少し特別になります。
<清酒 澤乃井 熱燗> 温かい冬晴れの日にこそ熱燗のふくらみが効く!体の芯に落ち着きが戻り静かに心整う!
そして澤乃井の熱燗。今日は寒さに抗うための熱燗ではなく、“よりおいしく食べるための熱”としての燗酒です。湯気の立ち上がりを見ているだけで、店の空気が少し柔らかくなる気がします。口に含めば、まるい甘みと米のふくらみが広がり、喉を通る頃には不思議と呼吸が深くなる。
ビールがスイッチなら、熱燗は落ち着き。軽快さの後に、奥行きが来る。ここまで整えば、あとは中華そばの到着を待つだけです。昼前に、こんな“静かな贅沢”が成立してしまうのが、丸幸という店の良さ。ラーメンを中心に据えながら、酒もきちんと居場所を与えてくれる空気がありました。
<全体> 出汁の茶褐色に刻み玉葱の白!海苔の緑!薄切煮豚の艶!引き算で整えた中華そばの正装!
ほどなくして着丼。見た瞬間に「これ、好きなやつだ」と思わせる、あの端正さ。派手な具材はなく、必要なものが必要な場所に収まっている。
スープ表面には小さな油の粒がきらめき、湯気の向こうから節系の香りがふわりと立ちます。刻み玉葱は散り方が上品で、スープの色を邪魔せず、むしろ“透明感”を増している。
薄切りの豚バラチャーシューはしっとりとした艶。メンマは脇で控えめに待機し、海苔が一枚、すっと置かれている。“これで十分”ではなく、“これが完成形”。そんな第一印象で、レンゲを持つ手が自然と早くなりました。
<出汁> 本枯節の香りがしっかり立ちライトな豚煮出しが下支えする出汁!旨み優しき飲み口!
まずはレンゲでひと口。鼻に抜けるのは節の香り。いわゆる“鰹のドヤ感”ではなく、上質な乾物の香ばしさが静かに広がります。そこへ豚の煮出しが柔らかい丸みを添え、醤油の輪郭を優しく支える。
あっさり寄りではありますが、薄いわけではありません。むしろ飲むほどに層が見えてくるタイプ。ひと口目は香り、ふた口目で旨味の厚み、み口目で「これは最後まで飲める」と確信。
刻み玉葱も効いています。熱で角が取れ、甘みが少しずつ出て、スープの輪郭を丸くしていく。温かい日差しの下で味わうと、スープの“柔らかさ”がよりはっきり伝わってきました。
<麺> 国産蕎麦粉入り中華麺!啜りやすさと歯切れ良し!出汁持ち上げが良く節の香りを運ぶ!
麺を引き上げると、ほどよい縮れがスープを抱いて上がってきます。蕎麦粉入りと聞くと香りの主張を想像しますが、ここではあくまで“中華そばの麺”の範囲で、自然に香ばしさを足す設計。
啜ればつるり、噛めばクチリ。過剰なモチモチではなく、生活のテンポに合う歯触りです。スープの節香と醤油の輪郭を麺が受け止め、口の中でふっと広げてくれる。温かい冬晴れの日に、こういう麺は妙に気持ちがいい。重たくないのに満足がある。だからこそ、箸が止まりませんでした。
<チャーシュー> 煮豚タイプの豚バラ薄切り!脂甘みと醤油の染みで満足度底上げ!余韻に厚みを加える!
薄切りの豚バラは、見た目以上に頼もしい存在です。箸で持ち上げればしっとり柔らかく、脂がほどよく溶ける。煮豚らしい醤油の染みがスープの醤油感と同じ方向を向いているので、味が散らからない。肉の甘みが前に出すぎず、節系の香りも邪魔しない。
一枚一枚がスープに触れるたび、脂の甘みが少しずつスープへ移り、後半の飲み口がさらに丸くなる。結果として、食べ終わりに残るのは脂っこさではなく、“満足の厚み”でした。
<メンマ> 柔らかい仕上がりが心地よい!出汁と一緒にほどけるタイプ!食感の緩急を上品に添える!
メンマというと、材木系のゴリッとした歯触りを期待する人もいるでしょう。ところが丸幸のメンマは、割と柔らかい。箸で持ち上げるとしなやかで、噛めばすっとほどける。
味付けも過剰ではなく、醤油清湯の世界観に寄り添う設計です。だから主役を奪わず、麺の合間に挟むと、口の中のテンポが少し落ち着く。柔らかいメンマがスープを含むことで、旨味がじわりと滲み出るのも面白い。硬質なアクセントではなく、“優しい合いの手”。このスープには、このメンマが正解でした。
<味変化> やさしい節系醤油清湯が一気に輪郭を増す!出汁の土台で刺激が加わっても破綻せず!
中盤までは素のまま、丸幸の“整い”を堪能。そこから味変へ。まずはおろしニンニクをほんの少し。香りが立ち、スープの輪郭がシャープに浮かび上がります。
次に豆板醤。辛味と発酵のコクが加わることで、醤油清湯がぐっと厚みを増し、別のラーメンに切り替わったような感覚になる。
それでも節の香りが消えないのが良いところ。辛味の奥で“まだ生きている”。つまり、土台の出汁がしっかりしている。温かい冬晴れの日でも、最後の一口がいちばん熱く、元気になる味変でした。
総じまして・・・「温かい冬晴れの武蔵境で派手さを捨てた沁みる中華そば!」
本枯節の香り、ライトな豚煮出し、蕎麦粉入り麺、煮豚バラ、そして柔らかいメンマが、日常を少しだけ上質にしてくれます。丸幸の一杯は、最新鋭の技巧で驚かせるタイプではありません。けれど、日常の中で自然に「うまい」と思わせ、しかも“また来よう”と素直に思わせる説得力がある。本枯節の香りが立つ醤油スープは、ライトな豚煮出しに支えられて、飲み口が優しい。蕎麦粉入り中華麺は啜り心地でスープを連れてくる。煮豚バラが満足の厚みを増し、刻み玉葱が後半の甘みを育てる。さらに、柔らかいメンマが全体のトーンを“やさしい方向”へ揃えていく。そして、アサヒスーパードライのキレが口をリセットし、澤乃井熱燗のふくらみが心を整える。ラーメン単体の完成度だけでなく、「この店で過ごす時間」ごと美味しい。温かい冬晴れの日に、この“ちょうど良さ”は、沁みました。
全体を総括すると、この一杯の魅力は「優しいのに、芯がある」ことです。節の香りが立ちながら、豚煮出しが丸く支え、醤油の輪郭は明確なのに尖らない。麺は蕎麦粉の香ばしさを控えめに忍ばせ、チャーシューは薄切りバラで満足を厚くし、メンマは柔らかく仕上げて“癒し”の方向へ寄せる。そこに玉葱の甘みが重なり、味変の余白まで用意されている。結論として、気取らず、疲れず、でも確実に満たされる。駅前の日常に、こういう“確かな一杯”があるのは強いと思いました。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。
冬晴れの
温かき昼
節香り
柔きメンマに
心ほどけて
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!。