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「サッポロ赤星3本+もやしピーマン竹の子皿→ラーメンもやし細葱」@中華そば みたかの写真とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2026/03/11/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/1e81vQGddx8

 春の匂いとスギ花粉に押されながら、三鷹駅南口から“地下一階の昭和”へ降りていく!。春を思わせる快晴なのに、頬を撫でる風だけが少し冷たくて、胸の奥に小さく芯が残ります。そこへ追い討ちをかけるように、スギ花粉がまあ盛大に舞っていて、鼻と目が早々に「臨戦態勢」に入ってしまいました。そんな朝ほど、不思議と“素朴で確かな一杯”が恋しくなります。

 向かったのは三鷹駅南口からほど近い、ビル地下の名店「中華そば みたか」。駅から徒歩数分、住所表記は「三鷹市下連雀3-27-9 ニューエミネンス B1F」とされており、地下一階で湯気が息づく店です。営業時間は昼11:00開始、定休日は月曜に加えて第1・第3日曜という情報も見かけますから、今日が“第2日曜の開店時間”なのは、少しだけ運が良かったのかもしれません。

 地下へ降りる階段は、現代から昭和へ潜るための短いタイムトンネルみたいで、そこでいったん花粉のことも忘れます。行列ができることでも知られる店ですから、胸の中に「待つ時間も含めて、今日は料理になるぞ」と、小さく火を点けておきました。




<サッポロ赤星> 開幕の乾いた栓音と、琥珀の苦味で身体が目を覚ます――赤星三本は最高の儀式!

 席に着いたら、迷いなく「サッポロ赤星」を三本。休日の朝、開店直後の店内に漂うのは、湯気と、静かな高揚と、瓶ビールの“これから始まる感じ”です。栓が抜ける「シュポッ」という乾いた音は、花粉で曇った世界に一本線を引くようで、まずそれだけで気分が整ってしまいます。

 赤星――正式にはサッポロラガービール。公式情報では、熱処理ビールならではの“しっかりとした厚み”や、程よい苦みが特徴とされています。さらに、1876年に開拓使麦酒醸造所として始まり、翌1877年に生まれた「札幌ビール」を源流に持つこと、そしてラベルの赤い星が開拓使のシンボルである北極星に由来することまで語られていて、飲む前からもう物語が付いてきます。

 一口目は、喉を洗うというより“身体のスイッチを入れる”感覚です。二口目で、苦味の奥から麦の丸みが立ち上がり、三口目で「今日は長居してもいい」と心が言い出します。三本頼んだのに、なぜか不思議と“多い”感じはしません。ここでは赤星が、主役ではなく“舞台照明”みたいに効いてくるからです。




<もやしピーマン竹の子皿> もやしの甘みとピーマンの苦味が凝縮が赤星を加速させる!この皿が店を酒場にする!

 赤星でいい感じになる手前にに届くのが、「もやしピーマン竹の子皿」。この店を単なるラーメン店ではなく、“麺で締められる大衆酒場”に変えてしまう名脇役です。参考にした同店の実食記でも、この一皿がラーメン待ちの時間を価値ある時間に変えること、水分を飛ばし旨みを凝縮させる「空炒め」の技で仕上げる旨が語られています。

 目の前で響くカツカツという鍋音は、春の鼓動みたいに軽快で、湯気の向こうの店主の背中が“今日の正解”を知っているように見えます。もやしのシャキッとした芯、ピーマンの青いほろ苦さ、そして“竹の子”の素朴なコリコリ。そこへ、醤油だれの輪郭と辣油の刺激、にんにく醤油の追い打ち――この流儀も、前述の実食記で触れられていました。

 赤星は苦味が魅力だと頭では分かっているのに、この皿の前では「苦味=旨味の入口」みたいに感じてしまいます。気づけば一本目が空き、二本目の肩が温まり、三本目の出番まで自然に整っているのです。




<全体> 琥珀色の出汁に細葱極微みじんが舞う!なるとが一点の絵になる江ぐち直系の素朴さ!

 そして、主役の丼が到着します。「ラーメン もやし 細葱」。この瞬間、鼻の奥に居座っていた花粉の不快感が、湯気の温度で少しだけやわらぎました。丼の表面は、ど真ん中の昭和、なのにどこか華やかです。

 理由は明白で、細葱が“極微みじん切り”で、ぱっと一面に散り、緑の光を作っているから。素朴な醤油スープの琥珀色に、葱の緑が差し色になり、そこへなるとのピンクが「ここが一点の見せ場」と告げる。煮豚系の豚バラチャーシューは、昭和の記憶を半分に切って丼へ乗せたような、薄切りハーフカット。短冊状のメンマは控えめで、もやしは静かに、けれど確かに“食感の担当”として座っています。

 この店が「江ぐち」を継ぐ系譜にあることは、地域の紹介でも触れられており、内装や厨房機器を当時のまま使い、味も引き継いだと説明されています。店名が変わっても中身が変わらない――その矜持が、配膳の一瞬で伝わってくるのがたまりません。




<出汁> あっさり醤油に豚と野菜と乾物の旨みがやわらかく重なる!心の内側からほどいてくれる!

 まずはレンゲで、そっと。醤油はあっさり系で、輪郭が立ちすぎず、口当たりが丸いです。豚の煮出しが丁寧で、そこへ野菜の甘み、昆布など乾物の旨みがほどよく重なっている――そう感じるバランスが見事で、味の強さではなく“深さ”で押してきます。

 この出汁の凄さは、派手な香りで驚かせるのではなく、飲むほどに「もう少しだけ」と手を伸ばさせるところにあります。花粉で少し荒れていた喉に、醤油の角が当たらない。むしろ、湯気が呼吸を整え、旨みが心拍を整えます。朝の冷たい空気が体に残っていたとしても、このスープは“急かさず、でも確実に”ほどいてくれるのです。




<麺> 茶褐色の自家製中細麺!蕎麦の気配をまといながら出汁を吸いザラリとした地肌を残す!

 次に麺。見た目からして、普通の中華麺の黄色ではなく、茶褐色。和蕎麦を思わせる色味で、箸で上げた瞬間に「これはただ者じゃない」と分かります。口コミ系の店舗紹介でも、この店の麺を“日本蕎麦と中華麺のハーフのよう”と表現しており、茶色い麺が特徴として語られています。

 実際にすすれば、スープの吸い込みが良く、麺が出汁を抱いて一緒に運んできます。表面には微かなざらつきがあり、それが“汁を掴む”感覚として舌に残ります。つるつるの快感だけではなく、噛み締めた時に「粉の気配」がほんのり立ち上がり、昭和の素朴さがいっそう説得力を持つのです。




<細葱> 極微微塵の細葱が香りと甘みを出汁へと溶かす!麺と具をまとめる緑の潤滑油!

 細葱は、ただのトッピングではなく“演出家”です。刻みの細かさが極まっていて、舌に当たるというより、全体に溶けていく感じ。葱らしいフレッシュさが、出汁のやわらかさに寄り添いながら、野菜の甘みとしてすっと溶け込みます。驚くのは、麺に絡む力です。麺を持ち上げるたびに、細葱が一緒に付いてきて、すすった瞬間に香りが鼻腔へ抜けます。花粉で詰まりがちな鼻が、ここだけ少し通るのが可笑しくて、思わず笑いそうになります。

 派手に主張する香味ではなく、丼の中で“輪郭を整える香り”。素朴なラーメンに華やかさを添えるという、今日のテーマを一手に引き受けているのが、この細葱なのです。




<もやし> さりげない白いシャキ感が麺と出汁の間に呼吸を作る?飽きの来ないリズム感あり!

 丼のもやしは、主張しすぎないのが良いです。麺の茶褐色、スープの琥珀、細葱の緑、なるとのピンク――色が多いようでいて、全体はどこか静か。その静けさの中で、もやしは白く、軽く、シャキッとした“音の役”をやります。
麺をすすり続けると、どうしても単調になりがちですが、ここでもやしを噛むと、口の中に空気が入ります。春先の冷えた空気ではなく、ちゃんと食べ物としての“呼吸”。それが次のレンゲを呼び、次の一口を呼びます。

 そして何より、先にいただいた「もやしピーマン竹の子皿」が、記憶の中でこのもやしを少しだけ“特別扱い”させてくれるのが面白いです。同じ素材でも、丼と皿で二度美味しい――そういう遊び心が、みたからしさだと感じます。




<なると&チャシュー> なるとは昭和の合図!チャシューは煮豚の優しさ!脂と肉の境目に時代の温度が宿る!

 なるとが一枚、丼の中心寄りに鎮座しているだけで、景色が完成します。ラーメンがラーメンであるための記号、そして昭和の合図。ピンクの渦は、見慣れたはずなのに、こういう店だと急に“ありがたい模様”に見えてきます。

 チャシューは煮豚系の豚バラで、スライスはハーフカット。脂は透明感を帯び、肉はやわらかく、噛めばじゅわっと旨みが出ます。燻香で魅せるのではなく、煮の甘みと豚の旨みで抱きしめるようなタイプです。出汁があっさりしているからこそ、ここで豚の“丸さ”が効いてきます。

 そして細葱が、チャーシューの脂に絡み、脂を重たくさせず、むしろ後口を軽くしてくれる。丼の中で、全員が互いの欠点を消し合って、長所だけを残していくようで、食べていて妙に感動してしまいました。




<メンマ> 薄味で典型的!だからこそ心地よいフニャこりっとした歯応えが静かな余韻になる!

 メンマは短冊状で、味付けは穏やか。濃い味で引っ張るのではなく、丼の“古典”としてそこにある感じです。噛むと、フニャっと柔らかいのに、奥でコリっと芯が残る。その二段階の歯応えが、やけに気持ちいい。

 さらに思い出すのが、先の「もやしピーマン竹の子皿」。あちらで“竹の子”として感じた素朴なコリコリ感と、丼のメンマの控えめな存在感が、一本の線でつながっていきます。派手ではないのに、記憶に残る。むしろ派手じゃないから残る。みたかのメンマは、主役を奪わない名助演であり、昭和の中華そばに必要な“静けさ”の担当でもあるのです。




総じまして・・・「赤星とつまみと一杯の中華そばが三鷹の地下でひとつの物語になる!ここは食べる場所であり帰る場所!」

 「中華そば みたか」は、駅近の地下にあり、席数は10席規模という情報も見られます。小さな空間なのに、落ち着く。むしろ小さいからこそ、湯気と会話と鍋音が近くて、居心地が良いのです。そして何より、ここには歴史があります。前身である「江ぐち」が昭和27年(1952年)から続いたこと、のちに「中華そば みたか」として2010年に再オープンしたこともあり、店内の空気には“時間の層”がしっかり積もっています。

 「居て落ち着く雰囲気」や「信頼感」、そして誰かの居場所であることを大切にしてきた、という趣旨の言葉も紹介されていました。今日、花粉で不機嫌だった私の呼吸が、赤星とつまみとラーメンで整っていったのは、味だけではなく、その“場所の力”も大きかったのだと思います。

 赤星の厚みある苦味が儀式のように心身を起こし、空炒めの一皿が待ち時間を宴に変え、そして江ぐち直系の素朴な一杯が、細葱の華やかさで“今の自分”に寄り添ってくれました。晴れて少し冷たい朝、スギ花粉に追い詰められていたはずなのに、食後には不思議と「今年の春も悪くない」と思えてしまうのです。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。


   春の風
    花粉の舞に
     目を細め

    赤き星追い
     ねぎ緑舞う


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!

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