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「近江塩鶏麺」@京都 天下ご麺の写真 日曜(22日)の京都は、朝から横なぐりの雨。どうしても行ってみたい店があったのですが、この雨の中かなり歩きが必要だし、タクシーを使うのは自己ルール違反だし……仕方なく、ホテルからは地下道&アーケードで到達可能な河原町「天下ご麺」へ。
 店の間口は非常にせまく、河原町ゆえ周囲も「自己主張」の強い店ばかりですので、注意しないと通り過ぎてしまいます。「京都ブラック」なるメニューに興味があったのですが、店前には「ラーメン大賞2009 塩ラーメン部門受賞」なる看板が誇らしげに。ま、あの佐野実氏に師事した方のお店ですし、塩で「佐野イズム」を堪能するのも一興かも……という訳で、入口右手の券売機で「近江塩鶏麺」(700円)を、ポチッとな。
 店内はいわゆる「劇場型」。奥へ下っていく中央通路を中心に、正面の厨房に相対して、客席が階段状に並ぶという、福岡「玄瑛」などと同じ発想。ただし、まだ12時前だったせいか、厨房では洗いものの真っ最中で、シンクからひびく盛大なガチャガチャ音を、客席から「拝聴」する形となって、食べる前から気分が萎えます。丼は、約6分で到着。
 では、スープを一口……うん、派手さはありませんが、コイツは美味い。能書きで「近江の地鶏」を謳うだけあって、ドッシリと落ち着いた味わいで、鶏の風味・旨みも実に豊か。これに合わせる魚介出汁も、節系主体のようですが、おそらく枯節などを使っているのか、カッチリとしたタッチで鶏の旨みに「彫り」を刻み込んで……しかも、塩ダレの「妙」なのか、全体としてはシットリと仕上がっているから不思議です。
 麺は、中細のストレート。加水率高めの麺をしなやかにゆで上げてあり、ポリっとした歯切れとコシ・粘りが両立し、少しトロみのあるスープをドップリ持ち上げて、口腔をサワサワと撫でる、この感触……さすが佐野氏直系、このスープならこの麺しかないという、ドンピシャの組み合わせです。
 一方、具材にはやや難あり。鶏チャーシュー、鶏つみれ、味玉半個と、メンマと小松菜、海苔にネギといった構成。鶏つみれは、生姜をガツンと効かせた味付けで、アクセントとしては面白いが、ちょっとヤリすぎ。メンマもせっかく穂先を使いながら、風味が弱くやや残念。さらにネギもちょっと入れ過ぎですな……スープ・麺の「ハイソ」な雰囲気が、ちょっと下世話なニュアンスに。
 ―――佐野イズムが存分に感じられる、妥協なきスープと麺の完成度。この仕上がりなら、「飽き」など気にせず一気に完食できそうですが……「鶏塩」とくれば「『飽き』対策」、それは具材によるアクセントと、業界のセオリ通りにアレコレ手を加えたことが、やや裏目に出たようです。もっと具材をシンプルに絞り込み、それぞれのクォリティを調整すれば、「地味」ながら名品になると思いますが……この華やかな河原町では、多少勇気の必要な方向性なのかしら。

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コメント

milesさん こんにちわ
京都二軒目ですね

>この雨の中かなり歩きが必要だし、タクシーを使うのは自己ルール違反だし……

も~いいじゃないですか~ 旅行にいった時ぐらい乗りましょうよタクシーwww
(まぁ自分に厳しい milesさんの性格なんでしょうけどもw)
この「近江の地鶏」ってだけですでに美味しそうな鶏ガラスープですね~
ブロイラーとは違うのだよ!ブロイラーとは!って伝わってきます^^

はぐれメタボ | 2011年5月30日 13:58