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「鮪塩:1,800円」@ラーメン 巌哲の写真(訪問日:2025/3/20)
「いつまでも あると思うな 親と名店」
これは自分が勝手に編み出して勝手に座右の銘にしている格言だが、こちら『ラーメン巌哲』さんも、このレビューを書いている前日、つまり2025年3月29日に閉店となった。

店主と共にラーメンづくりに励んできた助手さんが店を辞めるということで、これまで通りのラーメンのクオリティを維持することが難しい、というのがたしか閉店の理由だったと記憶している。
自分はそんな閉店の報を聞きつけ急遽足を運んだ超絶ミーハーなお客だが、一つの歴史の終わりの瞬間というのはやはり物悲しい。

あの巌哲がなくなってしまう──。
そんな情報を聞きつけ居ても立っても居られなくなったのは自分だけではないようで、開店45分前に到着時点で20名以上の列待ち。
自分が店を出る頃には、その列待ちの数は50人以上にまで膨れ上がっていた。

開店までの45分、そして開店後から席に着くまで1時間強。
都合約2時間ほどの待ちを乗り越え、店内に案内される。
ライブ感満載の厨房で作られるラーメンをしっかり目に焼き付けつつ待っていると、この日注文した「鮪塩」到着。
ちなみに「鮪」は「マグロ」ではなく「シビ」と読ませ、我々がよく知るあのマグロの別名のこと。

スープは透き通り、見た目通りの透明感ある味わい。こちらではソテーしたマグロの脂をそのままラーメンに余すところなく使用しているが、このマグロの脂がすっきりとしたスープにコクと奥行きを与えてくれる。
麺も当然美味しく、あっさりとしたスープとの相性抜群。
トッピング類もいずれもレベルが高く、全体的に抜かりのない一杯。

ラーメン好きなら誰もが知る「巌哲」の歴史の1ページに、微力ながらも携われたことに感謝しながら汁完フィニッシュ。

この「巌哲」の今後の動向は今のところ不明だが、これほど美味しいラーメンを作る店主が「これで終わり」と創作意欲を途絶えさせることはないはず。
もし新天地を探すなら、同じ東京都内かはたまた店主にルーツのある何か別の地か…
閉店後もなお我々ラーメンファンへ期待を抱かせてくれる素晴らしいお店だった。

ごちそうさまでした。

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