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平日 晴天 14:00 先客5名 後客1名本日も今年最後の追い込みをかけるべく平成最後の歳末総決算として〝今年の店は今年のうちに〟と言う事で今年オープンした店限定で未訪問店を年内にどれだけ多く廻れるかを実行中である。そこで本日は11月23日オープンのこちらへの初訪問を決定した。ここは以前よりBMしていたのだが縁がなく行けなかった課題店のひとつなのだ。BMしていたのには大きな理由があって〝無化調〟を大々的に謳っているだけに IT系(意識高い系)としては是非に食べてみたかったラーメンなのだ。そこで本日は重い腰を上げて巣鴨経由で三田線の西巣鴨駅に初上陸した。改札を上がると大きな交差点に出た。ライバルの大手コンビニが二軒並んだ先の路地を入ると味のある建物の入口が見えた。まだ開店祝いの花が並んでいるくらいの新店だ。入口のドアを開け店内へ。券売機はなく卓上メニューから品定めをするがメニューの豊富さに戸惑う。その中で、おすすめと書かれてあるのが基本のラーメンのようで初心者には有難く口頭でスタッフにお願いする。メニューを更に見ているとトッピングの所に好物の味玉を発見し追加した。料金は後払いのようなのでカウンターから店内をじっくりと見渡す。建物の雰囲気と違いオシャレな内装でワインバーのような装いだ。よく見るとワイングラスがあるのでバーとしての要素もあるのだろうか。そんなカウンターとテーブル小さな店内をツーオペで回している。厨房もコックピットのようにコンパクトでシノアなどの調理道具からビストロのキッチンのようでもある。客層は若い方が多く全員が女性客だ。オッサンにとってはそんなむず痒い空気の中で待つ事10分ほどで我が杯が到着した。白磁の切立丼の中の姿はオシャレ要素が見られるきれいな盛り付け。色調を意識した具材の配置が美しい。女性受けするのも納得できる。まずはスープをひとくち。丼から立ち昇るのはスープ熱の上昇気流に乗って上がってくる青ねぎの清涼感のある香りが筆頭。その香りを感じながらスープを口に含むとスッキリとした鶏スープの旨みとキレのある醤油香がひとつになって鼻腔をかすめ喉元へと落ちていく。穏やかながら深みのあるスープは、気は優しくて力持ちなドカベンの山田太郎のようなスープだ。余分な非天然由来の旨味など全く必要としない自然体もドカベンを思わせる。麺は麺上げまで70秒ほどのストレート細麺。線は細いが力のある豪腕な振る舞いはタイガースの藤浪投手のようだ。茹で上げの硬さや麺肌の丸みからかラーメンと言うよりは細いパスタを食べているような感覚になる。奥歯を跳ね返す弾力が心地よく、つい箸が進んでしまう素晴らしい麺だ。具材は低温焼豚が二種類。鶏ムネ肉のレアチャーシューは低温調理の全てを理解していないとこの完成度はあり得ないと思える仕上がり。世間に出回る半生ならば良しとするニセモノとは別次元の鶏ハム。しっかりと施されたマリネが下味をピンポイントで付けている。これ以下だと物足りないし、これ以上だと下品になってしまう。美味しいのストライクゾーンはそこそこ大きいが、この鶏ハムはど真ん中を攻めてくる。味ではなくスパイスの風味の効いた鶏ムネ肉のレアチャーシューに久しぶり出会えた。もう一枚の豚モモ肉の低温焼豚はきちんとタンパク質を熱変化させ赤身本来の旨みと食感を引き出している。それを活かすために若干サッパリさせた下味が寂しくも思うが肉質の良さでカバーしている。今回は鶏ムネ肉の方が高いクオリティに思えた。追加した味玉だが店のコンセプトと私の好みは一致しなかった。薄味ながら半熟の黄身を浸透圧で完熟にした物がベストなのだが、こちらの味玉は薄味は良しとして甘みを付けない塩分の浸透圧で仕上げる塩たまごだった。スープの醤油に対しての塩味で合わせたのだろう。確かにスープとともに口に含んだ時の味玉の旨さは良かったが単体としては残念だった。穂先メンマも素材の特徴を活かす味付けでメンマが麻竹を原料とした発酵食品だと言うことを思い出させてくれる。柔らかいが歯応えのあるメンマを噛んだ時の繊細な竹の発酵臭の残し方は絶妙な技術だ。薬味は第一印象で感じた香りの青ねぎだが分量の多さに驚く。しかしこの量でないとあれだけの香りは立たないであろう。こちらの青ねぎは薬味としてではなく具材として、いやスープの一部として存在しているように思えた。その他のカイワレと糸唐辛子は彩りのオシャレアイテムとしてしか見られない。特にアクセントを付ける程のチカラは感じなかった。後半の麺は少しハリが無くなった代わりに小麦特有のグルテンの質感と甘さが出てきた。ひと口ごとに表情を変える麺を楽しむのも醍醐味のひとつだ。最後まで余計な旨味と塩分は姿を見せず心身ともに豊かになれるラーメンだった。欲を言えば店主さんが仕込む醤油ダレの完熟味玉を食べてみたいと切に願ってしまう一杯でした。
本日も今年最後の追い込みをかけるべく平成最後の歳末総決算として
〝今年の店は今年のうちに〟
と言う事で今年オープンした店限定で未訪問店を年内にどれだけ多く廻れるかを実行中である。そこで本日は11月23日オープンのこちらへの初訪問を決定した。ここは以前よりBMしていたのだが縁がなく行けなかった課題店のひとつなのだ。BMしていたのには大きな理由があって〝無化調〟を大々的に謳っているだけに IT系(意識高い系)としては是非に食べてみたかったラーメンなのだ。
そこで本日は重い腰を上げて巣鴨経由で三田線の西巣鴨駅に初上陸した。改札を上がると大きな交差点に出た。ライバルの大手コンビニが二軒並んだ先の路地を入ると味のある建物の入口が見えた。まだ開店祝いの花が並んでいるくらいの新店だ。
入口のドアを開け店内へ。券売機はなく卓上メニューから品定めをするがメニューの豊富さに戸惑う。その中で、おすすめと書かれてあるのが基本のラーメンのようで初心者には有難く口頭でスタッフにお願いする。メニューを更に見ているとトッピングの所に好物の味玉を発見し追加した。料金は後払いのようなのでカウンターから店内をじっくりと見渡す。
建物の雰囲気と違いオシャレな内装でワインバーのような装いだ。よく見るとワイングラスがあるのでバーとしての要素もあるのだろうか。そんなカウンターとテーブル小さな店内をツーオペで回している。厨房もコックピットのようにコンパクトでシノアなどの調理道具からビストロのキッチンのようでもある。客層は若い方が多く全員が女性客だ。オッサンにとってはそんなむず痒い空気の中で待つ事10分ほどで我が杯が到着した。白磁の切立丼の中の姿はオシャレ要素が見られるきれいな盛り付け。色調を意識した具材の配置が美しい。女性受けするのも納得できる。
まずはスープをひとくち。丼から立ち昇るのはスープ熱の上昇気流に乗って上がってくる青ねぎの清涼感のある香りが筆頭。その香りを感じながらスープを口に含むとスッキリとした鶏スープの旨みとキレのある醤油香がひとつになって鼻腔をかすめ喉元へと落ちていく。穏やかながら深みのあるスープは、気は優しくて力持ちなドカベンの山田太郎のようなスープだ。余分な非天然由来の旨味など全く必要としない自然体もドカベンを思わせる。
麺は麺上げまで70秒ほどのストレート細麺。線は細いが力のある豪腕な振る舞いはタイガースの藤浪投手のようだ。茹で上げの硬さや麺肌の丸みからかラーメンと言うよりは細いパスタを食べているような感覚になる。奥歯を跳ね返す弾力が心地よく、つい箸が進んでしまう素晴らしい麺だ。
具材は低温焼豚が二種類。鶏ムネ肉のレアチャーシューは低温調理の全てを理解していないとこの完成度はあり得ないと思える仕上がり。世間に出回る半生ならば良しとするニセモノとは別次元の鶏ハム。しっかりと施されたマリネが下味をピンポイントで付けている。これ以下だと物足りないし、これ以上だと下品になってしまう。美味しいのストライクゾーンはそこそこ大きいが、この鶏ハムはど真ん中を攻めてくる。味ではなくスパイスの風味の効いた鶏ムネ肉のレアチャーシューに久しぶり出会えた。
もう一枚の豚モモ肉の低温焼豚はきちんとタンパク質を熱変化させ赤身本来の旨みと食感を引き出している。それを活かすために若干サッパリさせた下味が寂しくも思うが肉質の良さでカバーしている。今回は鶏ムネ肉の方が高いクオリティに思えた。
追加した味玉だが店のコンセプトと私の好みは一致しなかった。薄味ながら半熟の黄身を浸透圧で完熟にした物がベストなのだが、こちらの味玉は薄味は良しとして甘みを付けない塩分の浸透圧で仕上げる塩たまごだった。スープの醤油に対しての塩味で合わせたのだろう。確かにスープとともに口に含んだ時の味玉の旨さは良かったが単体としては残念だった。
穂先メンマも素材の特徴を活かす味付けでメンマが麻竹を原料とした発酵食品だと言うことを思い出させてくれる。柔らかいが歯応えのあるメンマを噛んだ時の繊細な竹の発酵臭の残し方は絶妙な技術だ。
薬味は第一印象で感じた香りの青ねぎだが分量の多さに驚く。しかしこの量でないとあれだけの香りは立たないであろう。こちらの青ねぎは薬味としてではなく具材として、いやスープの一部として存在しているように思えた。その他のカイワレと糸唐辛子は彩りのオシャレアイテムとしてしか見られない。特にアクセントを付ける程のチカラは感じなかった。
後半の麺は少しハリが無くなった代わりに小麦特有のグルテンの質感と甘さが出てきた。ひと口ごとに表情を変える麺を楽しむのも醍醐味のひとつだ。
最後まで余計な旨味と塩分は姿を見せず心身ともに豊かになれるラーメンだった。欲を言えば店主さんが仕込む醤油ダレの完熟味玉を食べてみたいと切に願ってしまう一杯でした。