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才気溢れるラーメン屋の店主が作るサイドメニューの欧風カレーの凄み。こっちで日本一にならないか!!浜金谷でバウムクーヘンを買って、海を離れ君津に向かいます。方角で言うと北東の方に進路を取り、最後は君津ICから帰宅しようと。途中で、いやあこんなとこにあったのかあ、行きたい!ってお店の看板に遭遇。左に曲がればすぐみたいでしたが、何せ君津にはずっと会いたかった人がいるので、必ず戻ってきますよと念じて通過。お店の名前は、手打そば茶屋九拾九坊。君津で行きたかったお店が、いなばのしろうさぎ。会いたい人は、お店の店主。いなばのしろうさぎは、ラヲタ学会では地方の創作ラーメンのうまい店という位置づけで、都会からラヲタさんがどんどん押し寄せる、というお店ではありません。このお店を知ったときから、何故か店主に会いたくて、顔が見たくて。行列が注目したのは、ラーメンがうまいだまずいだ、ではなくて、店主の独創性です。才能です。ラーメンの種類も独特。ネーミングも独特。今ラインナップしているラーメンには、味覚の芸術拉麺と名前が付けられ、三大ラーメンがあるといいます。秋。味覚の芸術の最高傑作とうたい、秋の空のようにスッキリ澄んだ季節を感じてください。春。地元漁師町の味。寒い冬が終わり春の日差しが大地一杯に広がっていく温もりを感じてください。わにざめ。藻塩を主体に岩塩を使っております。隠岐の島と本土の神話を演出した丼の中のメルヘンのラーメン。と、前振りがあるラーメンたちで、どれも食べたい。でも、今回、あえて保田漁港での食事のあとでもここに来たのは、どうしてもカレーが食べたかったから。ラーメンのサイドメニュー的な位置付けから提供されているカレーのレベルの高さは、いろんな人のブログを読んでいてどうしても食べたくなる魅力を感じます。何かある。Something special beyond ordinary. 名前はフォンドボー・カレー。店主の能書きを見てみよう。子牛の骨と子牛のアキレスを3日間の調理によりフォンドボーを作る。玉ねぎをとろ火で焦がさないよう限りなく黒褐色になるまで丸2日間炒めた、仕込み日数10日間のこだわりの逸品です。これですよ、食べたかったのは。君津は自宅からめっちゃ遠いのでずっと機会を待ってました。どんなカレーなのか、どんな店主なのか。お店が近づいたと奈美からの報告。ごく普通のお店がまばらに存在する感じがする商店街に入ってきました。この時点でまだ13時前です。奈美が例よって目的地付近に到着したんで、自分の役割は終わりました、とぬかして沈黙に入り。いつものように、案内しないルートが水色の道路を進んで行ったら、お店の前を通過して。このルートでは、お店の裏に連れていこうとしたようです。Uターンして、お店に辿り着きます。イメージと違うなあ、このお店の外観。普通なんだ。同行のAさん、Bさんは当然食べません。車の中で待っていると言うので、行列ひとり店内に入ります。先客は2人。奥様でしょうか。お水をもってきました。あああ、この方が店主ですね。厨房の奥のほうから出てきました。ははん。しっかりした整った顔立ち。コックコートでしょうか。白い調理人服を着ています。カウンターで食べ終わった常連さんと話をしてます。常連さんはすぐ帰ったので、店主に話しかけました。どうしてもフォンドボーカレーが食べたくて来たのですが、さきほど漁港で食事をしてきたんです。この、カレーのミニサイズだけをいただいてもいいですか?ああ、全然問題ありません。ミニラーメンと一緒でも結構なボリュームになりますから。いいですよ。ありがとうございます。それと、この水出しホット珈琲の10杯限定は、まだありますか?はい、ありますよ。(やっぱりラーメン屋でコーヒーを飲む人は少ないのでしょう。)それでは、フォンドボー・カレー(ミニ)(600円)を一つお願いします。車に2人待たせているので、コーヒーを飲むか訊いてきます。お店から出て車にいる二人に水出しコーヒーの話をします。是非飲みたい。今度は3人で入店し、水出しホット珈琲(480円)を2つオーダーしました。5分後、カレー配膳。その1分後、コーヒー配膳。カレーは、ご飯をカップ型に盛って周囲にルウをかけてきました。ルウは真っ黒に近い色に仕上げられ、キュービック牛肉が数個見えます。ほとんど固形物のないルウですね。玉ねぎがくったくたになって入っています。ご飯は、ミニですが、ご飯茶碗1.5杯くらいあるかなあ。思ったより多い。鼻を近づけるとスパイスの匂いがぐ~んと立ってきます。それでは、ひと匙、いただきます。旨みが先にきますね。コクがあるいいカレーです。欧風カレーでも思ったとおりレベルが高い。これは、フォンドボーの力が強いからでしょうね。かなりのコクが強いインパクトとなって、序章の役割を果たしています。いやあ、思った以上の逸品です。辛さはマイルドで行列には丁度いい、と思っていましたが、2口目、3口目。辛さがじわじわやってきます。関西カレーの辛さの時間差攻撃と似てます。それでも辛さに押されてコクが引っ込むことがなく、旨みはしっかりと継続してますね。これがラーメンのサイドメニューとして、まとめている故のフォルムなんでしょう。ものすごいカレーですが、目的がラーメンとのマッチングということで、それはそれで満点んに近いと思います。今回のように、ミニにしても、カレーだけを食べていると、もっといじりたくなります。それには、カレー専門店を別に作って欲しいですね。違う空気の中で食べるようにインテリアも違うでしょうし、何よりカレーとしてまだまだレベルアップできる伸び代があると思います。欧風カレーで今まで食べてきたなかでは、飛びぬけておいしい荻窪のトマトのビーフカレー。食べログでもずっと日本一でしたから、多くの人の支持を得ている名品です。あの、トマトのカレーにすごく近いレベルにいると思います。トマトは、料理の値段の枠を一度はずして、もっともうまい納得のカレーを作って、それから工夫してコストダウンするというやり方ですから、まったく手を抜かず。食材も手を抜かず。現在1800円前後だと思います。このお店がもし専門店をやれば、それも東京でやれば相当ランキング上位になるでしょうねえ。味はいい。あとは、匂いのシャワーを浴びるような、フレッシュなスパイスの噴出。挽きたてなのはもちろん、ホールスパイスの多用でこれはすぐ実現できますね。あと、野菜をどう合わせるか。これも、茹で野菜と素揚げ野菜とに分かれますが、研究熱心な店主のこと、やってくれるでしょう。そんなことを夢想してしまう、すばらしいカレーでした。カレー、店主、積年の懸案が片付きました。水出し珈琲もまた経験したことのないすっきりしたコーヒーで、すっかり店主の術に3人とも嵌められていましたよ。
浜金谷でバウムクーヘンを買って、海を離れ君津に向かいます。方角で言うと北東の方に進路を取り、最後は君津ICから帰宅しようと。途中で、いやあこんなとこにあったのかあ、行きたい!ってお店の看板に遭遇。左に曲がればすぐみたいでしたが、何せ君津にはずっと会いたかった人がいるので、必ず戻ってきますよと念じて通過。お店の名前は、手打そば茶屋九拾九坊。
君津で行きたかったお店が、いなばのしろうさぎ。会いたい人は、お店の店主。
いなばのしろうさぎは、ラヲタ学会では地方の創作ラーメンのうまい店という位置づけで、都会からラヲタさんがどんどん押し寄せる、というお店ではありません。このお店を知ったときから、何故か店主に会いたくて、顔が見たくて。行列が注目したのは、ラーメンがうまいだまずいだ、ではなくて、店主の独創性です。才能です。
ラーメンの種類も独特。ネーミングも独特。今ラインナップしているラーメンには、味覚の芸術拉麺と名前が付けられ、三大ラーメンがあるといいます。
秋。味覚の芸術の最高傑作とうたい、秋の空のようにスッキリ澄んだ季節を感じてください。
春。地元漁師町の味。寒い冬が終わり春の日差しが大地一杯に広がっていく温もりを感じてください。
わにざめ。藻塩を主体に岩塩を使っております。隠岐の島と本土の神話を演出した丼の中のメルヘンのラーメン。
と、前振りがあるラーメンたちで、どれも食べたい。でも、今回、あえて保田漁港での食事のあとでもここに来たのは、どうしてもカレーが食べたかったから。ラーメンのサイドメニュー的な位置付けから提供されているカレーのレベルの高さは、いろんな人のブログを読んでいてどうしても食べたくなる魅力を感じます。何かある。Something special beyond ordinary. 名前はフォンドボー・カレー。
店主の能書きを見てみよう。
子牛の骨と子牛のアキレスを3日間の調理によりフォンドボーを作る。玉ねぎをとろ火で焦がさないよう限りなく黒褐色になるまで丸2日間炒めた、仕込み日数10日間のこだわりの逸品です。
これですよ、食べたかったのは。君津は自宅からめっちゃ遠いのでずっと機会を待ってました。どんなカレーなのか、どんな店主なのか。
お店が近づいたと奈美からの報告。ごく普通のお店がまばらに存在する感じがする商店街に入ってきました。この時点でまだ13時前です。奈美が例よって目的地付近に到着したんで、自分の役割は終わりました、とぬかして沈黙に入り。いつものように、案内しないルートが水色の道路を進んで行ったら、お店の前を通過して。このルートでは、お店の裏に連れていこうとしたようです。Uターンして、お店に辿り着きます。イメージと違うなあ、このお店の外観。普通なんだ。
同行のAさん、Bさんは当然食べません。車の中で待っていると言うので、行列ひとり店内に入ります。
先客は2人。奥様でしょうか。お水をもってきました。あああ、この方が店主ですね。厨房の奥のほうから出てきました。ははん。しっかりした整った顔立ち。コックコートでしょうか。白い調理人服を着ています。カウンターで食べ終わった常連さんと話をしてます。常連さんはすぐ帰ったので、店主に話しかけました。
どうしてもフォンドボーカレーが食べたくて来たのですが、さきほど漁港で食事をしてきたんです。この、カレーのミニサイズだけをいただいてもいいですか?
ああ、全然問題ありません。ミニラーメンと一緒でも結構なボリュームになりますから。いいですよ。
ありがとうございます。それと、この水出しホット珈琲の10杯限定は、まだありますか?
はい、ありますよ。(やっぱりラーメン屋でコーヒーを飲む人は少ないのでしょう。)
それでは、フォンドボー・カレー(ミニ)(600円)を一つお願いします。車に2人待たせているので、コーヒーを飲むか訊いてきます。
お店から出て車にいる二人に水出しコーヒーの話をします。是非飲みたい。今度は3人で入店し、水出しホット珈琲(480円)を2つオーダーしました。
5分後、カレー配膳。その1分後、コーヒー配膳。
カレーは、ご飯をカップ型に盛って周囲にルウをかけてきました。ルウは真っ黒に近い色に仕上げられ、キュービック牛肉が数個見えます。ほとんど固形物のないルウですね。玉ねぎがくったくたになって入っています。ご飯は、ミニですが、ご飯茶碗1.5杯くらいあるかなあ。思ったより多い。鼻を近づけるとスパイスの匂いがぐ~んと立ってきます。それでは、ひと匙、いただきます。
旨みが先にきますね。コクがあるいいカレーです。欧風カレーでも思ったとおりレベルが高い。これは、フォンドボーの力が強いからでしょうね。かなりのコクが強いインパクトとなって、序章の役割を果たしています。いやあ、思った以上の逸品です。辛さはマイルドで行列には丁度いい、と思っていましたが、2口目、3口目。辛さがじわじわやってきます。関西カレーの辛さの時間差攻撃と似てます。それでも辛さに押されてコクが引っ込むことがなく、旨みはしっかりと継続してますね。
これがラーメンのサイドメニューとして、まとめている故のフォルムなんでしょう。ものすごいカレーですが、目的がラーメンとのマッチングということで、それはそれで満点んに近いと思います。今回のように、ミニにしても、カレーだけを食べていると、もっといじりたくなります。それには、カレー専門店を別に作って欲しいですね。違う空気の中で食べるようにインテリアも違うでしょうし、何よりカレーとしてまだまだレベルアップできる伸び代があると思います。
欧風カレーで今まで食べてきたなかでは、飛びぬけておいしい荻窪のトマトのビーフカレー。食べログでもずっと日本一でしたから、多くの人の支持を得ている名品です。あの、トマトのカレーにすごく近いレベルにいると思います。トマトは、料理の値段の枠を一度はずして、もっともうまい納得のカレーを作って、それから工夫してコストダウンするというやり方ですから、まったく手を抜かず。食材も手を抜かず。現在1800円前後だと思います。
このお店がもし専門店をやれば、それも東京でやれば相当ランキング上位になるでしょうねえ。味はいい。あとは、匂いのシャワーを浴びるような、フレッシュなスパイスの噴出。挽きたてなのはもちろん、ホールスパイスの多用でこれはすぐ実現できますね。あと、野菜をどう合わせるか。これも、茹で野菜と素揚げ野菜とに分かれますが、研究熱心な店主のこと、やってくれるでしょう。
そんなことを夢想してしまう、すばらしいカレーでした。カレー、店主、積年の懸案が片付きました。
水出し珈琲もまた経験したことのないすっきりしたコーヒーで、すっかり店主の術に3人とも嵌められていましたよ。