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コメント
流石に内湾沿いの鋸山は見えますまいw
まあ勝浦タンタンメンなんて、おいらが若い頃はその存在すら明らかにされておらず、一部のお店で「タンタンメン」として提供されていた程度の物でした。2010年ごろかな、町興しの機運が高まり、ご当地として売り出す動きが出て来たのは。要するに、竹岡ラーメンみたいな自然発生的な物ではなく、イベントを発端に急遽広がった物、と言うのが実態です。
こんなのアピールせんといて、安価で高品質な海産物のアピールした方が良いと思うんですけどね…w
Dr.KOTO | 2024年12月22日 09:35
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21/12/18(土)初訪問。12:24着、紙に注文を書き店員に渡して待機する仕組みなので待ち人数は不明。
「江ざわ」から徒歩28分で連食。
どうもこの勝浦という町、怪しい。
江ざわから歩いて向かう道すがら、大量の犬から吠えられた。
1軒の民家の敷地内に30頭は居ただろうか。
その家の家主らしき男性は、通り過ぎる時に感情の無い瞳でこちらをじっと見つめてくる。
他にも、表面張力するほど水がなみなみと張られたため池、歩道に煙を漏き散らす焼却施設、不自然に突出した路肩、山道に唐突に設置してある開けたら呪われそうなトイレ、数百メートルごとに右車線と左車線が入れ替わる面倒な片側歩道、不気味なオブジェが沢山吊るされた集合住宅…枚挙に暇がない。
15分に1回は何か奇妙なアクティビティが見つかるのだ。
車で通り抜ける分には牧歌的な走っていて気持ちのいい街だと思う。しかしゆっくり歩けば随所が気に掛かる。
もしも今日の活動が1人であったなら、得体のしれない恐怖感が胸中を支配していたことだろう。
そういう道を歩いていくと、のぼりが立っているわけでもなく、GPSを起動していなければそこに店があるとは分からない小道。そこに、その店はあった。
入口の戸を開けると、メニューと白い紙、そして鉛筆が置かれた机が目に入る。
名前と電話番号、メニューを記載し、紙を店員に渡すと気さくな反応が返って来る。
様子を見ていると、注文時と会計時に客1人1人と簡単な雑談を交えるフレンドリーな店のようだ。
ともあれ注文を済ませ、店の外へ出る。
自分達の順番が近づいたら携帯を慣らすとのこと。
しかし我らラーメンウォーカーは車があるでもなし、暇つぶしにドライブと洒落込むこともできないので、店の外に用意されている椅子に座ってのんびりと待つことにした。
ちなみにこの椅子は喫煙者向けのようで、誰かが吸い始めるとタバコの香りが鼻に届く。
気になる方はご注意いただきたい。
13:03、携帯が鳴る。入店し、席に案内されたと思ったら間を置かずに提供された。
どうやら席が用意されたタイミングではなく、ラーメンができたタイミングで携帯が鳴るようだ。
車組も電話が鳴るからと油断せず、店の近くで待機していたほうが良さそうである。
・タンタンめん 700円
[先]辛さ普通
◆スープ
咽せた。
江ざわでは耐えることができた喉も、ここでは通用しないらしい。
味としてはそこまで辛くはないが、喉に鋭く刺さる唐辛子のようだ。
気を取り直しスープを口にすると、凄まじい玉ねぎの奔流が喉を駆け抜ける。
勝浦タンタンなのだからラー油ベースで間違いは無いのだが、その印象を覆すほどオーガニックな香味感。
試しにレンゲを底までくぐらせると、山盛りの玉ねぎが水揚げされる。
出汁は玉ねぎタレは醤油、そうしてできたスープのタネに大量のラー油を落としましたと言わんばかりの立て付けだ。
そのせいか、甘味がかなり強いので、賛否は分かれるように思う。
しかし低温でじっくりと火を通した甘い玉ねぎが好きな人であれば、このスープには満足するはずだ。
◆麺
中細ちぢれ麺。
中華麺のような色合いではあるが、中華麺のような独特な風味はあまり届いてこない。
食感は柔らかめで、コシや反発力は無いに等しい。
こういうものだと思って食べればなんて事は無いが、固ゆでが可能か聞いてみてもいいかもしれない。
スープの持ち上げはやや低めなので、辛さが気になる方は持ち上げて一呼吸置いてから口に入れることで丁度良い味加減になる。
◆トッピング
大量の玉ねぎと、少しの挽き肉。
具はこの2種類だけだ。
とにかく玉ねぎが多く、穴あきレンゲがあるわけでも無いので、掬うことに一生懸命になるとどんどんスープが減っていく。
玉ねぎは口に入れるとスープの甘みが更に補強される感覚になる。
挽き肉は軽く炒めたような火の付いた跡が見られる。が、香ばしさが生まれるほどでは無い。
個人的にはここにニラが入ると完成度が上がる気がするのだが、これがご当地と言うのなら余計なことは考えないほうが良いのだろう。
◆卓上
白胡椒のみ。
スープに負けるかと想像していたが、試しに投入してみると、意外とはっきり胡椒の味が付く。
具材が少なく味が一辺倒なので、終盤の起伏の無さが気になる場合は入れてみてもいいだろう。
完食し、会計。
温かみのある女性店員は気さくに客1人1人と雑談を交えながら会計を行っている。
地方店の良さが存分に現れた味のある店、一度は訪れてみて間違いはないだろう。
問題点は勝浦駅からの遠さ。距離にして8㎞、高低差もあり2時間半は見ていいかもしれない。
1時間半~2時間に1本はバスが通っているので、利用するのも手だ。
しかし冒頭の通り、徒歩で向かうと色々な光景が目に入り、ウォーキングが趣味の人間を飽きさせない道であることは保証したい。
彼方には水平線や鋸山の荒々しい山肌も見え、ご当地巡りとしてはとても良い思い出になった。
勝浦市、あなどれない。